ふるさぽからのお知らせ

― 新たな物件が動き出した夏の現地確認 ―

白山地区の空き家対策に向けた動きが、また一歩前へ進んだ。
この日の打ち合わせには、しらやま振興会からKさん、Hさん、Sさん、Oさん、公民館のMさん、そしてNHKのNさんを含む3名が参加。
ふるさぽからも加わり、地域・行政・メディア・支援団体が一堂に会する形となった。
現地の空気を共有しながら、今年度の空き家マッチングツアーに向けた物件確認が本格的に進められた。

◆ 物件確認と間取り作成 ― 新規物件も加わり、ラインナップが充実
昨年度のツアーで取り上げた物件に加え、今年は新たに掘り起こされた物件も複数登場した。
現地では、所有者の意向を丁寧に聞き取りながら、間取りの取得や状態確認が行われた。
特に印象的だったのは、「即入居可能」な物件が複数あったこと。
管理が行き届き、空き家とは思えないほど良好な状態の家がいくつも見つかり、今年のツアーは例年以上に魅力的なラインナップになりそうだ。

◆ 物件ごとの状況 ― 所有者の想いと地域のつながりが動かす空き家活用
● 安養寺地区・T邸
Tさんは金沢在住だが、今回の打ち合わせに合わせて現地に足を運んでくれた。
建築業の経験を持つことから、間取り図は自ら手書きで作成。
その図面は精度が高く、家への愛着が伝わるものだった。
加藤会長の声掛けをきっかけに、ツアーへの参加を決断。
家は驚くほど綺麗で、日常的な管理も行き届いている。
「本当に空き家なのか」と思うほどの状態で、参加者にとっても魅力的な物件になることは間違いない。

● 安養寺地区・K邸
こちらの所有者は京都在住。
T邸の奥様から話を聞いたK邸の奥様が、「うちも出してみようか」と参加を決めた。
地域内で自然に情報がつながり、空き家活用の輪が広がっていく様子が印象的だった。
売却希望価格は300万円とされているが、実際には価格に強いこだわりはなく、柔軟に対応できるとのこと。
物件の状態も非常に良く、こちらも即入居可能。
白山地区の空き家活用の“好事例”となる可能性が高い。

● 土山地区・F邸
宗教法人が所有する庫裡で、売却は不可だが賃貸での提供が可能。
半年前まで地域おこし協力隊のメンバーが住んでいたため、掃除をすればすぐに住める状態だ。
間取りはまだ作成されておらず、今後の図面化が必要。
ツアーに向けて、こちらも準備が進んでいく。

◆ 間取り作成 ― 1級建築士の移住者が担当
今回の物件確認に合わせて、間取り作成を担当するのは、地域に移住してきた1級建築士の女性。
すでに作業に着手しており、9月中旬頃の完成を目標に進められている。
専門性と地域への思いを持つ人が関わることで、物件情報の質がさらに高まることが期待される。

◆ まとめ ― 白山地区の空き家が“動き始めた”日
今回の現地確認では、物件の状態だけでなく、所有者の想い、地域内のつながり、そして活用に向けた前向きな空気が随所に感じられた。
白山地区の空き家は、ただの“空いた家”ではなく、
人と人のつながりで動き出す地域資源だということが、改めて実感できる打ち合わせだった。

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