2つの声と空き家マッチングサイクルが空き家問題を解決へ導く

みなさんご存知のように
ふるさぽでは、「空き家問題は所有者の早期決断が解決する」という
キーワードで活動が動いています。

それはあまりにも空き家の取り組みが
川下の部分が多く
川上対策がなされていなかったことから
まずは空き家になったところから
きちんと流通に出しましょう
というメッセージを出すことが大切だと考えたからです。

少しずつですが
その認識もされてきて
早期決断だけが空き家問題を解決するのか
という新しいステージに立とうとした時に
私自身改めて取り組みを振り替えることにしてみました。

私たちの地元美浜町での活動で
繰り返しを続け
そして少しずつですが
活動がどんどん広がり始めているのが
なんとなくですが感じていました。
きっとこれには
早期決断の活動がもたらした
何かがあるはずと。。。
そして何か定義というかサイクルのようなものが
なんとなくであるけれども感じていました。

せっかくのいい機会なので
じっくり時間をかけて分析してみました。
その結果が今回公表に至った
「空き家マッチングサイクル」です。

自分でいうのもなんですが
これがよくできているんです。
理解するのはちょっと説明がいるのですが
わかる人には絶対すぐわかるという
そのレベルのサイクル図です。

特に作ってみて明確になったのは
2つの声がいちばんの成果でもあり
次につながる声だったのです。

その2つの声というのは
ひとつめは移住者の声
「ここに来てよかった!」
そして最も大事なふたつめの声
「いい人に来てもらったな」
地元の声です。

実はこの声が出るコトで
移住者の方はまた次の移住者を呼び
地元には受け入れ体制が整い
また新しい空き家の掘り起こしが可能になるわけです。
特に田舎であればあるほど
移住者を受け入れることに対して慣れていなく
とてもナーバスな状態になることは
想像できます。

ただナーバスになっている反面
この満足度が上がれば
その反動で一気に門が開くイメージです。

もちろん
この声が聞けるには
相当周到な段取りと仕組みづくりは必要なのですが
(ここがふるさぽのノウハウです)
このサイクルを回せば確実に
空き家対策は地域から解決していくのです。

みなさんも
一度このサイクルを眺めながら
自分の地域でできているだろうかと
当てはめてはいかがでしょうか。

空き家マッチングサイクル