ふるさぽ(NPO法人ふるさと福井サポートセンター)では、全国の自治体からご依頼をいただき、空き家マッチングに関する講演会やセミナーを行っています。みなさまの地元でも講演会やセミナーを企画・実施いたしますので、開催をご希望の方は下記をご確認のうえ、一度ご相談ください。
(これまでの講演・セミナーについてはこちらでご確認ください)
【講演会・セミナー開催の目的】
サポート事業の前段階として行政職員、まちづくり団体などに講演会を開いていただき、ふるさぽの趣旨方向性をお聞きいただいたうえで、次のステップ(サポート事業の取り組み)につなげていただきます。
【対象者】
行政職員、不動産関係業者、NPOなどのまちづくり団体など
【内容】
ふるさぽが福井県美浜町を中心に行っている空き家マッチング活動の経験に基づき、現場で直面している課題と問題を明らかにしながら、具体的な活動を紹介します。
空き家の問題は、いまある空き家だけではなく、これから空き家になっていく「空き家予備軍」にクローズアップする視点が必要です。特定空き家と言われる復旧不可能な空き家を川下と例えるのであれば、川上と呼ばれる空き家予備軍を活動の視野にいれることが根本的問題の解決に近いと考えます。
【講演テーマ】
空き家問題の解決に必要な3つのキーワードに絞ってお話しします。
1.空き家のドラマが価値を上げる
2.行政との協業でスムーズな取り組み
3.活きたデータの活用
4.所有者の決断が問題解決の第一歩
もう少し詳しく言うと、
「1.空き家のドラマが価値を上げる」では、空き家の外観・内観の状態が整っているだけでは中古物件は流通しにくく、空き家流通の大きな要因なる所有者の揺れる気持ちを動かすために、空き家のドラマを引き出すことが大切であること。
「2.行政との協業でスムーズな取り組み」では、「行政のみ」または「民間のみ」の活動では、空き家が増加するスピードに遅れをとる。お互いのいいとこ取りの協業によりスピードアップを図ること。
「3.活きたデータの活用」では、現状では空き家実態調査やアンケート調査が調査のみで終わってしまうケースが多い現実について。さらに調査データを分析することによって空き家の特徴を読み取ることができ、流通の鍵を見つけ出すことができること。
「4.所有者の決断が問題解決の第一歩」では、空き家の数が多いけれど空き家バンクの登録件数が極端に少ない。この問題に対しての取り組みをしている地域はとても少ないのが現状です。ふるさぽはここにいち早く着目して対策を取っています。具体的な事例を上げながら、所有者に寄りそう方法をお伝えいたします。
このように、「空き家はモノで動くのではないヒトで動くもの」という流通マッチングの根源をお話いたします。
民間が主体性を持って空き家マッチングの活動をはじめたいと考えているまちづくり団体や、そうした取り組みをはじめてほしいと願っている地方自治体の空き家担当課まちづくり課が、共通認識の元で動き出すために良い効果があります。空き家対策に対して、問題意識もニーズもやる気もあるけれど、なかなかうまく進められずに困っている全国の市町村、都道府県のみなさまに喜ばれている講演会です。
【講演会・セミナー概要】
■時間:1時間から3時間まで
■費用:講演会費+別途交通費(金額など詳細はご相談ください)
■講演者:NPO法人ふるさと福井サポートセンター理事長 北山大志郎