今こそ空き家リテラシーを見直せ

私たちふるさと福井サポートセンターでは空き家が流通に出てこない理由として所有者の決断が遅れるために生じることだと考えている。
かといって、決断を早期に!声高らかにあげたとしてもそう簡単には決断はしない。
一体何が原因でそうなるのか活動の中から上げてみた。

原因を突き止めたものの、それを解決する手段が必要になる。
解決への方向性として2つあると考えている。
ひとつは、本人だけでは解決できない複雑なことと、本人の意識の問題で解決に近づく方法がある。
前者は、物理的な問題で、仏壇があるや倉庫として利用しているといったこと。次に人言関係で揉めているといった類のものだ。この解決には手間と費用がかさむため解決には時間がかかることが多い。

今回のテーマは後者で、正しい情報として認識することにより解決することも多い。
空き家の行く末の決断をする上で間違った情報をそのまま間違って状態にすることにより行く末の決断が遅れることはもちろんのこと、正しい情報を得るタイミングが手詰まりになった状態の時が多く、解体の選択しかない状態も少なくない。

ではどうしたらよいか。それは所有者やその家族の空き家に対しての認識を深めることが必要なのだ。それは教科書的なお話しでなく、生活の中で空き家の話題の切り口を見つけてそれは誤認であることを都度伝えることが一番近道だといえる。

ふるさぽではそれを「空き家思い込みチェックリスト」として地元の勉強会や講演会で参加者の方にチャレンジしてただいている。この活動そのものが、空き家の情報を正しく理解し活用するステップに踏めると考えている。つまりこの活動が「空き家リテラシー」を向上させると認識している。

みなさんの地域でもぜひ所有者のみなさん、地域のみなさんへ 「空き家リテラシー」を見直すきっかけを計画されてはいかがだろうか。