11人の坂本龍馬

レポート05(日付:2022/10/30)

10月30日(日)に22回目となる空き家マッチングツアーを実施しました。

今回は、今までと違った形での開催となりました。それはツアーに視察の方々を入れたことです。

全国の市町村から、たくさんツアーを見たいという希望もありましたが、正直大体断っていました。というのもツアーは生モノで何が起きるか当日になってみないと分からないと言う側面があるからです。

視察というと、やはり今まであった出来事を整理した状態でお見せするというスタイルで行っているので、生モノをお見せするのはとても抵抗がありました。ただ今回は特別ということで受け入れをさせていただきました。今年度業務としてお手伝いさせていただいている高知県のみなさん総勢11人が来られるというからです。

空き家を掘り起こしできる準備体制(入口)が整えば、次は空き家をマッチングする(出口)に着手する必要があると考えたので、あえてその生モノを体験いただくことが次の高知県の展開に役に立つのではないかと思ったのです。わざわざ来ていただくのだからたくさんのお土産を持って帰ってもらおう、そんな心づもりで当日を迎えました。

内容は詳細には書けませんが、十分次のステップを踏んでいただける準備はみなさんの中でできたのではないかと自負はしています。

ツアー解散後、ふとよぎったことがありました。それは坂本龍馬と福井の関係性です。

かつて坂本龍馬は福井へ度々足を運んでいたようです。
松平春嶽公、橋本左内、由利公正など名だたる幕末の偉人との交流を行い、そして、日本を変えていきました。
坂本龍馬が福井で何を学び、何を会得し、それがどう血となり肉となったかは今では誰もわからないですが、その出会いが日本を変えたことは間違いありません。

私が偉人とは全く思っていませんが、ふるさぽから学んだ現代の11人の坂本龍馬たちの背中を見て、高知の空き家問題しっかり解決してくれよという気持ちになりました。