所有者の“決断”が、空き家流通を促進する ーそのためにできることー
空き家問題に向き合い続けて分かったこと
私たちNPO法人ふるさと福井サポートセンターは、平成24年から空き家マッチングを中心に活動を続けてきました。空き家実態調査をした時には、「これほどたくさんの空き家があるのか」と気づかされ、同時に、維持管理が行き届いていないため、放置される空き家も多く、使える空き家がほとんどないという現実がわかりました。
さらに空き家マッチング活動を通して、今ある空き家に目を向けることも大切だけれども、将来生まれる空き家にも視野を広げる必要があることに気がつきました。
しかしながら、直接的な空き家の減少には程遠い現実にも直面してきました。
本当の空き家問題の根源って、どこにあるんだろう?
活動を振り返り、思いを巡らせた結果、ひとつの答えがでました。それは、所有者への寄り添いでした。
支援者に必要な“所有者への寄り添い”
多くの所有者は、相続等で引き継いだ空き家をどうするか、その決断をすぐにはできず、結果的に放置せざるを得ない状況に陥っています。ところが、支援する側の私たちは、そのことを考えていたでしょうか?
「あなたのものだからちゃんと管理してください!」
時にそんな“正論”をあびせられて悩んでしまった所有者は、最後は投げやりになり、自分には責任がないと問題から目を背けてしまうことも少なくなかったのではないでしょうか。
私たちは、しっかりと所有者に向き合うことで早期決断をしてもらうことが、空き家の問題を解決する一番の方法であるということを学びました。そして、そのノウハウを形として作り上げました。
私たちのノウハウを提供いたします
私たちの想いは、ひとりでも多くの空き家の決断に困っている所有者さんの助けになることです。そのために、私たちのノウハウを一つでも多くの全国の市町村、特に行政職員さんや町づくり団体のみなさんに伝えたいと考え、5つの形式でプログラムを用意しています。
1.講演会・セミナー
2.ふるさぽ現地視察
3.職員研修の受け入れ
4.「空き家予防伝道師」講座
5.「転職なき移住」の促進
詳しい内容は、ふるさぽへご相談ください。