第5回レポート:集落の影響力は想像以上のもの

「移住者の定住ケアと集落の主体性を構築するための空き家ゼロチャレンジ宣言集落サポート事業」
(国交省 令和3年度 住宅市場を活用した空き家対策モデル事業)

第5回レポート

【テーマ】集落の影響力は想像以上のもの
【キーワード】
集落のアンケート返答率の高さ
集落の信頼度は想像以上
空き家だけが集落の課題ではない
バランスの取り方がこれからの課題

テキスト版

みなさんおはようございます。私はふるさと福井サポートセンターの理事長、北山でございます。今日もよろしくお願いいたします。

少し間が空きましたが国交省のモデル事業のレポートという事で第5回目でございます。事業は着々と進んでおります。その中で一番取り組んでいるのは、集落のみなさんにご協力を頂くという準備をどんどんと進めております。

その中で気づいた点を、今日少しお話しようと思います。

集落の力って、やっぱりすごいなと。前回も空き家ゼロになった集落があった、集落ができたというお話をしましたが、その他にも私たちの街には、たくさん集落が存在していまして。ヒアリングを重ねれば重ねるほど、やはり地域の方それぞれ、空き家の意識が非常に高い。意識が高いという事は、やはりそれだけ空き家が多くて課題がたくさんあるという実態を知ることになりました。

取り組みとしては非常に、我々としてはこちら側サイドとすると非常に動きやすいと、そうやって意識を持っていただく方が実際にいるので、いいなと思う事と、あとは今やって頂いているのは、所有者に向けてアンケートを送って頂いています。これに関しては、簡単に言うと、これから空き家どうしますか?という話と、あとはいざ災害の話を前しましたね。あれをご協力頂けますか?というような、意思の確認ですよね。

主にしていったんですけれども、そこで思ったのは、やはり集落の皆さんが声を掛けるのと我々が声を掛けさせて頂くのと全然違います。反応が全く違うと言ってもいいくらい差があります。特に地方であったり田舎の方は、集落の皆さんに迷惑をかけてはいけないという意識が非常に強いので、集落の方から特に区長さん名義の区長さんからのお願いなどは、非常に反応が良かったですね。よくよく考えてみると、私たちの空き家の取り組みなどは、所有者の方からすると「一体、誰やねん君は」と、そこからスタートなわけですよね。

そこで、コミュニケーションが取れている認識があるという区長さん、区のみなさんと全然関係のない、町でやっているNPO団体となってくると信用度は全く違うということを、改めて、予想はしていましたが、ここまでやはり反応が違うものだなと感じましたね。

且つ、これは良いことひとつ、もうひとつの方向性としては、区は、空き家の事ばかりやっているわけにはいかない訳です。他にもいろんな課題があるし、区長さん自身も職を持たれている方も、もちろんいらっしゃいますし自分の仕事と区の事と、区の中でもいろんな事があって、その中のひとつが空き家ということなわけです。だからやりたくても出来ないという時間的制約がありますので、ここは課題ですよね。

影響力がある区であればある程、我々もお願いしたい部分もありますし、こっちだと時間がないんですよというお話があったりというのが今の現状です。

ここをどう打破していくか、もちろん我々も動きたいんですけども、区のみなさんと並走しながらですね行くっていうのが良いのかなと思ってみたり、あんまり我々が出てしまうと区のみなさんの自主性というのが欠けたりするかもしれないので、ここの力具合が今後どうしてこうかなという風に考えている所です。

ただ言えるのは、何度も言いますが区の皆さんの影響力はすごい、めちゃめちゃすごい。改めて感動するぐらい。この手を使わない手はない。何かおかしいな。この方法というか、この手段を使わない手はないと思うんですよね。

だから一番最後のレポートになりますが、そこは重要視して書こうかなと思っていますけども、今言える事は、ここをどういう風に流れにするのか。これはいくつかの集落の事で、まだ他にもたくさん集落がございますので、こことの温度差ももちろんありますし、ここらを今じっくり展開していくという段階ですので、かなりかなりおもしろい展開になりそうな予感はしております。という感じですかね。

第5回目のお話こんな感じで終了させて頂きます。ではまた次回お楽しみください。ありがとうございました。

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