LINEを使った空き家問題解決サービス
空き家 for LINE β版が完成
(福井県美浜町 ふるさぽver.)
ふるさと福井サポートセンター(以後ふるさぽ)は、2020年11月5日、空き家問題解決を目的とするLINE公式アカウントを使ったコンテンツサービス「空き家 for LINEβ版」を完成させた。
詳細内容
「空き家 for LINEβ版」は、国土交通省 令和2年度空き家対策の担い手強化・連携モデル事業を活用し、福井県美浜町での取り組みを限定にシステムを構築。コロナ禍において、空き家所有者や空き家利用者の対面相談が難しくなり、相談のオンライン化を2020年4月より開始。プラットフォームとしてLINE公式アカウントを利用し、相談窓口と空き家の情報コンテンツ提供を行い、所有者の早期決断を促すことを目的としている。
特徴的なこととして、早期決断に関するコンテンツが充実しており、所有者の特徴や傾向を分析したコンテンツ、士業・建設・まちづくりなどの専門家からの声を反映したコンテンツなど、ふるさぽの足掛け10年の活動から様々な経験値が集結されたものとなっている。
「空き家 for LINEβ版」では、福井県美浜町限定のシステムとして運用するが、2020年1月より、幅広く全国の自治体やまちづくり団体を対象に正式バーションをリリースする予定。
内容
- 相談窓口
- 決断コンテンツ
- 定期的なタイムライン・メッセージ配信
1)チャットを利用した相談窓口
2)よくある質問
1)空き家Q&A
2)専門家のアドバイス
3)空き家になったらすべきこと
所有者向けの定期的な情報発信
本件の背景と所有者の早期決断の必要性
平成30年住宅・土地統計調査によると空き家数は過去最高の846万戸に前回調査した平成25年は820万戸と増加傾向が見られ、さらに65歳以上単身高齢者世帯も平成30年に638万世帯と平成25年の551万世帯よりも86万増加傾向とこちらも空き家予備軍として社会問題になることは避けては通れない状況下にある。ふるさぽの活動の中心となる福井県美浜町では、平成27年度に行なった美浜町空き家実態調査で427件の空き家が存在する一方、空き家予備軍と呼ばれる高齢者単身世帯が670世帯を超えている。
総世帯数が3,685世帯(令和2年6月1日現在)と考えると、空き家、空き家予備軍を含めた数字が世帯数の3分の1程度となりその深刻さは想像できる。
一方で多くの空き家が流通に出ることなく、放置されることが多く、修繕が少ない状態での流通への提供が解決の一歩だと活動の中から見出しさらなる課題解決には、所有者の早期決断が空き家問題解決に直結すると考えている。
ふるさと福井サポートセンターのLINE公式アカウント
https://lin.ee/2UAaopd1k
@furusapo
報道機関からのお知らせ
NPO法人ふるさと福井サポートセンター 担当:北山
http://www.futrusato-fukui.com / info@furusato-fukui.com / 050-3565-5782
本件に関する画像について
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本リリースのPDF
LINEを使った空き家問題解決サービス「空き家 for LINE β版が完成」(福井県美浜町 ふるさぽver.)