空き家のミライ

レポート03(日付:2022/7/19)

4月から始まったプロジェクト「高知県版 決断シート」がいよいよ完成しました。

先日高知県下の市町村に向けて、高知県版 決断シート、正式名称を「空き家のミライ」の取り扱い説明会が行われました。私も制作に関わった立場で運用についてお話しさせていただきました。

さてこの「空き家のミライ」、とても完成度が高いというのが率直な意見でした。というのも、プロジェクト案が出てきたのが実は今年に入ってからで、もしかして予算の関係でどうなるかわからない、というスタンスからの出発でしたので、正直きれいなゴールに達することが可能なのかと自分自身不安ではありました。

ただ訪問した時の高知県のみなさんの意気込みは過去の文章でもお分かりの通り、中途半端な気持ちではなかったのです。

専門チームを結成し、彼らのひとりひとりの思いも強く、さらにそこをサポートする県全体の雰囲気も完成度を高めたひとつの要因ではなかったでしょうか。

ちいさな私たちの町の取り組みを、数字には表しきれない成果を、彼ら自身の未来予想図としてしっかり認識してくれたことが、私にとってうれしかったことのひとつでした。

あわせて、この決断シートは作って終わりではないということもしっかり認識してくれていました。

まちの中で、家庭の中で、決断シートが活躍するには
1、誰に手渡しされたのか
2、使用する上で何を重点的に伝えるべきなのか
そしてこれからの課題ですが
3、受け皿をどう作っていくか
この3点セットが実は一番大切なことです。

高知県のみなさ、勝負はこれからですよ。
きっとうまくいかず落ち込んだり悩むことが多いかもしれませんが、ゴールへの道筋は間違ってはいません。
フレーフレー高知県、フレーフレー空き家対策チーム、高知の皆様に幸あれ!!