高知県版空き家決断シート本格的に始動へ

レポート02(日付:2022/5/23)

高知県からの依頼で空き家の早期決断へのアドバイス等をさせていただいています。
その時に講演会・ワークショップを行いました。

今回の事業の中心は「空き家決断シート」の高知版作成と運用です。
事前に高知県のみなさんと入念に策を練り急ピッチで制作を進めていただきました。
試作品を取り急ぎ作っていただき今回の講演会・ワークショップに間に合わせていただきました。

「空き家決断シート」の名前の通り空き家の行く末を考えてもらうきっかけづくりには本当に効果的に働きます。
その説明をするには所有者特有の考え方や動き方を運営する側が理解しないといけません。
特に行政のみなさんはどうしても空き家を所有する経験もそう多くはないのでその場に立つイメージができません。

今回の講演会は、相手の立場に立つ、ここを重点的にそれもクドイくらいお話ししました。
聞いてる方はもうそんなことわかっているってとお叱りを受けることを覚悟でじっくりお話ししました。
所有者の立場で考えるためには自身が自身のお家のことを考えるのが最も理解しやすい方法です。

空き家決断シートの一部にある家族未来年表は特に効果的な項目です。
どんなひとでもいつかは経験をしていく家の行く末
今、生活している住まい・環境からまだ見ぬ未来のくらし、とにかく想像を膨らませることがまずは空き家の行く末を考える第一歩とお伝えしました。

講演後もたくさんの方にお声がけいただきわたしたちがお渡しした資料にびっちりとメモを書いていただいているのを見ると高知県の空き家対策、この心意気だけでも半分成功したものと心の中で確信いたしました。

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