2016年10月28日(金)、ふるさぽの理事長・北山が基調講演をさせていただいた利根沼田地域振興連絡会議研修会「地域の特性を生かした空き家の利活用」のレポートです。
1部 理事長 講演会
◎テーマ 「空き家×ボランティア×新しいシゴト」
◎講師 北山大志郎氏(NPO法人ふるさと福井サポートセンター理事長)
福井での実践について、空き家のきっかけから本格的な地元の空き家調査利活用の実態を時系列でお話をしました。
空き家利活用にとって大事な点
・空き家の価値を上げるためには
・活動を長く続けるためには
これらのテーマでお話しました。
空き家の価値は部材などのモノとしての価値を上げるより地域や住んでいた人のドラマに人は感動します。
その見つけ方をお伝えしました。
活動を長く続けるためには、ボランティア活動からのしっかりした地元の仕事へつなげる方法もお伝えしました。
2部 パネルディスカッション
◎テーマ 「地域の特性を活かした空き家の利活用」
◎パネリスト
北山大志郎氏 NPO法人ふるさと福井サポートセンター理事長
北山郁人氏 (一社)みなかみ町体験旅行常務理事、NPO法人奥利根水源地域ネットワーク理事
富澤章宣氏 (一社)群馬県宅地建物取引業協会会員 (株)沼田宅建、空き家相談士
都丸一昭氏 (一社)ママプロぐんま代表理事
◎コーディネーター
関口雅弘氏 上毛新聞社編集局長
理事長を含めた、地元で活躍している活動家とともに空き家の事情をディスカッションしました。
移住者としての意見や空き家の可能性を広げるための工夫、さらにこれから空き家からまちづくり全体へのアプローチなど、それぞれの立場からの意見がたくさん出ました。
質疑もたくさん出て、時間いっぱいまで聴講者もパネラーも一体となった熱い場となりました。
全体を通しては、聴講者のほとんどが市町行政の空き家まちづくり担当者の方が多く、これから本格的に動きだす方がとても多いのが特徴でした。
空き家問題は、行政だけでは解決するにはとても難しく、どう民間の力を合わせた形で実現して行くか、このあたりを理解していただくことを今回のテーマとしてお伝えしました。
参加者アンケート
みなさま方の空き家問題に対する関心の高さを感じるアンケート結果でした。
いただいたご意見や感想を一部抜粋してご紹介します。
・北山大志郎先生の話が非常に興味深く面白かったです。時間が足りなかったので、また改めて全てお話を聞きたいです。
・福井の北山さんのお話をもっとくわしくじっくり聞きたかった。
・もっと、ふるさぽさんの話を聞かせてもらいたかった。
・福井サポートセンターの北山さんを始め、関口さん& パネリストの方々の実践的な問題点、解決策のアドバイスをいただきたいへん参考になりました。
・(今回は主に行政向けの研修だったかと思いますが、一民間人の立場からすると)パネルディスカッションに行政の方も加わって欲しかった。行政側の考え、目指すところも聞きたかった。
・今回のテーマ・内容であれば、講演の時間にウエイトを置いても良かった。『空き家』を活用して市民団体か地域おこし協力隊などが活躍している例の紹介などあってもよかった。
・空き家の実状を熟知している方のお話を伺えて、たいへん参考になりました。
・現在、考えていたことの整理がついた。
・非常に有意義でした。
・空き家の意味→ 物件ではなく、空き家バンクが必要(為になった)
・空き家だけでなく、空き店舗に取り組んでいます。本日は、それまで関連する内容でしたので、参考になりました。
・地域でまとまった活動が進んでいると感じました。
・本市は、空き家対策について遅れているため、実際に空き家対策に取り組んでいるお話を聞けて大変参考になった。
・空き家見学ツアーにて、地元の人(若い人)の参加が多いと知り驚いた。外にばかり目が行っていたが、内も見る必要があると気づかされた。勉強になった。
・空き家対策の話・取組は、全てに共通しているので参考になった。